今年のテーマは「自分ごと化」

2020年1月2日

明けましておめでとうございます。
我が家では、毎年正月にお節料理と共に母の作った「豚の角煮」を食べるのが恒例。
つまり、私は、豚の角煮を食べないと一年が始まった気分になれない体になっています。
でも、今年は、豚の角煮が正月に登場しないかもしれない状況でした。
なぜか。。
それは、豚の角煮のレシピを知る母が、「豚の角煮は今年作れないよ〜」と言いながら、年末に旅行に出かけたからです。

これは大変!と思った私は、すぐに母を捕まえて、レシピを聞き出し、豚バラのブロックを買って、豚の角煮を作り始めました。
旅行から帰宅した母は、私が豚の角煮を作っている様子を見ると、「ここで生姜を刻んで圧力鍋に入れるのよ」というアドバイスよりも先に、体が動いたようで、私をキッチンから押しのけ、自分で生姜を切り始めました(笑)
私が、「俺がやるから大丈夫だから」というと、母は「任せるね」と言ってキッチンから離れる。
その後、鍋に火をかけて、レシピ通りの時間待っていると、母が「そろそろ火を止めた方がいいんじゃない?」と言い始める。
私は心の中で『俺も時計見てたから、そろそろ時間なのは分かってるよ。ってか、任せると言いながらも俺のことを信用できていないのかな?』というあまりスッキリしない感情が出てくる。
そんなことを思いながら、私は、この状況を仕事現場に置き換えて、ハッとしました。

私も、会社のメンバーに同じことをしていないだろうか。せっかく、「よし!自分でやってやるぜ!」と仕事を自分ごとにして取り組もうとしているメンバーに、「あれはやった?」「もうそろそろ、これやった方がいいよ」「それは違うなぁ。ちょっと貸して、俺がやる」などなど。

いやぁ〜。やっちゃってますね(笑)

と反省しながら、豚の角煮の味付けは、母が寝た12月31日の深夜に挑戦!
年が明けて、元旦の朝、目覚めた母が味見をして、その味に感動するのでした♪

気づきをメモしてみました

新しい年を迎え、「一年の計は元旦にあり」ということで、たっぷり時間を使い今年の手帳を開きながら、プランニング中です。

今日は早朝から英会話(ウェブを使って海外の先生と勉強しています)。その後、読書。
今日読んだ本は【今いるメンバーで「大金星」を挙げるチームの法則 〜ジャイアントキリングの流儀〜 著者:仲山進也】
この本は、大人気サッカー漫画をケーススタディにした、ビジネスにもスポーツにも活かせる「超画期的」組織論。カリスマ的リーダーもエース社員も不要。のべ3万社の経営をサポートしてきた「チームづくり」のプロ仲山進也 氏が語る、史上最高の成果を生み出す「成長法則」が書かれています。

2020年3月1日に、仲山さんをお迎えして「チームビルディングカンファレンス」を開催します。
ぜひ、ご参加ください。Facebookイベントページは以下の通り
チームビルディングカンファレンス

https://www.facebook.com/events/487693341868829/

今回は、この本を読んで、心に残ったことや自分なりに考えたこと、今後活かしていきたい内容などを、メモしておこうと思います。

 

予測力、アシスト力を高めるには

・ビジョン共有(理想の共有)→ワクワクする理想を共有できているか、改めて考えよう。京屋の目指すビジョンは映像化されて共有するなどの工夫をしている。https://kyo-ya.net/movie/
・課題共有(課題=理想−現実)つまり、 葛藤=願望−事実。
・凸凹の相互理解→メンバーの強みを活かし、それぞれの弱みをカバー。
・予測可能性をアップ(判断=価値基準×インプット情報)→(判断=京屋らしさの共有×情報格差ゼロ)
・京屋らしさの範囲をメンバーの共通認識にしているか(京屋らしいこと、京屋らしくないことの両方を共有→らしさの範囲を合わせていく)
※美大を目指して、デッサンの勉強をしていた時、先生から言われた言葉を思い出した→絵画の世界「リンゴを描きたいなら、リンゴを描こうとしてはいけない。リンゴの周りの空間を描きなさい」
・理念は掲げるものではなく、使うもの(明文化したものをベースに、確認と共有を繰り返す)
※京屋では、企業理念、行動規範、成長支援制度などが機能し始めている

信頼し合うチームをつくる

チームとグループの違いは何でしょう?
その違いは色々あると思いますが、そのうちの一つとして考えられるのは、

チームワークがないのがグループで、あるのがチーム

そして、チームワークのない組織に出てくる定番のセリフがこれ。

「それは私の仕事ではありません」

みなさん、心当たりはないでしょうか?
チームワークがある組織とない組織の違いは、アシスト力の違い。
どうしたら、アシストが生まれるのか。
サッカーの格言に「サッカーは寸足らずの毛布みたいなもの」というのがあるそうです。
寸足らずの毛布というのは、首元が寒いなと思って、毛布を引き上げると、足が出て、足が寒いなと思って、毛布を下げると、首元が出てしまう長さの毛布のこと。
つまり、やるべき仕事が10あるとして、リソース(人員や設備、予算など)が9とか8しかない状態。
会社経営においても、世の中の変化のスピードが早く、現場では「やるべき仕事が次から次へと湧いてくる状態」。「マネージャーがプレーヤーを兼務しなければならない人手不足の状態」。特に中小企業は慢性的な「寸足らずの毛布状態」です。

だからこそ、アシスト力の重要性は極めて高いのです。
みんなで声を掛け合って、足りないところをカバーし合う。「さっきは手伝ってくれてありがとう。今度は、あなたのところを手伝うよ」というアシストスパイラル「好意の返報性」を循環させる。
このような好意のキャッチボールが「信頼」を強くしていく

もし、これが逆の形だったら、、、

各部署、各自が助け合わなくても、それぞれの頑張りでこなせる仕事量や難易度で、しかも、役割分担を明確に切り分けてしまうと、アシストが生まれにくくなってしまう。そしていつも間にかセクショナリズムが出てきて、担当業務と担当業務の間に隙間が生まれ、そこから大切なものが漏れ始める。野球でいうと「お見合いによるポテンヒット」。そして、その漏れた問題を解決するために新たな部署が設置され、組織は肥大化していく。
そんな、「それは私の仕事ではありません」という人たちだけが増えていくようなチームワークのない組織。これが世に言う大企業病と言うやつなのでしょうか。。。

部署の垣根を越える

京屋の仕事はバトンリレー

製造部は、クオリティーの高い商品を作り上げるのが仕事。営業部は、より多くのお客様のお役に立つために、お仕事を頂くのが仕事。
でもそれは、最低限の役割。役割をおろそかにしていたら、仕事は成り立たない。でも、組織として差が出るのは、個々がどれだけ役割以上のことができるかだ。
各々の垣根を越えて、自分の役割以上の仕事をする。それが京屋の目指す組織の形。

では、自分の仕事(役割)の範囲はどこまでか。
私は以前から、メンバーにこう伝えています。


「京屋の仕事はバトンリレー」

このバトンリレーは、陸上競技のリレーを想像しながら伝えています。
ところで、陸上競技のリレーと水泳競技のリレーの違いを、すぐに思いつくでしょうか?
大きな違いは「バトンタッチゾーン」の有無です。
第一走者は、第二走者が受け取りやすいようにバトンを渡すのが仕事で、第二走者は、第一走者が渡しやすいようにバトンを受け取るのが仕事です。
「自分の仕事」と「他人の仕事」の重なっている部分があり「ここまでが私の仕事で、ここからがあなたの仕事」という境界線は無いということです。重なり合っている「バトンタッチゾーン」があるということは、「自分の仕事をやりきること=他人の仕事を手伝うこと」になっているということ。

最初は他人の仕事を手伝っているつもりだったけど、「そもそも、ここまでやるのが自分の仕事なのかもしれない」と思えるようになると、果たしてそれが、アシストなのかどうか明確な区別がつかなくなってくる。つまり、アシスト力が高いチームは、組織全体の活動が「自分ごと化」していきます。「部署が違うから」とか「担当者じゃないから」という考えで仕事をしていないということです。


チームに貢献できるプレーとは

昨年末の忘年会で、京屋アワード(京屋らしい行動規範を誰よりも体現した人を讃える取組)の表彰式で「責任」「修練」の二冠を獲得した染色部リーダーの寺嶋が表現は違いますが、こうスピーチしていました。

「自分以外の人が大変な思いをしているのを見るのが嫌なんです。だから自分の仕事を絶対全うする。やりきる。営業が頑張ってお客様から頂いた仕事を断りたくないし、デザインが遅れたら自分のところ(染色部)で遅れを取り戻したい。次工程の縫製部に仕事のシワ寄せが来ないように、クオリティーの高い染物を渡したい。自分が考えているのはそれだけです。」

純粋に感動しました。

組織全体の活動を「自分ごと化」し、他をアシストすることを忘れることなく、自分の仕事を全うする。

サッカー漫画「ジャイアントキリング」(第18巻#170)より主人公の達海監督の言葉。
「チームってのは、個の力が集まって初めて形になる。個の力を伸ばす手っ取り早い方法・・・そいつはズバリ、チームがゲームに勝つことだよ。じゃぁ、どう勝つか。自分の働きでチームを勝たせる・・・全員がその感覚を持って戦えば、自ずと勝利は近づいてくる・・・そして、チームに貢献できるそういうプレーこそが、本当に評価に値するプレーなんだ。そういう奴らの働きを、俺はちゃんと見ている。何も、試合に出ている選手だけの話じゃない。スタメンを外れたベンチの選手もそう・・・ベンチ外になった選手も、コーチングスタッフも、フロントの人間達もそうだ。全員がその都度・・・チームのために何ができるか考えて動く・・・それこそが、チーム一丸となって戦うってことだ」

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for youの精神で

京屋染物店では、チームに貢献する働きが高く評価されます。そのために自分の仕事を全うし、個の力を高める取り組みをしていることが基本です。
各々の成長がチームの成長につながり、チームの成長がお客様に提供する価値の向上につながる。それがお客様の笑顔につながり、その笑顔を頂くことが私たちの喜びであり、そういう仕事の積み重ねが私たちメンバーを物心両面の豊かさへと導いてくれる。

for me ではなく for you の精神で。
われがわれがの「我」を捨てて、お陰お陰の「下」で生きよ。

保身や目先の損得に流される活動ではなく、チームのために何ができるかを誠実に考えた、本質的、長期的な視点に立った活動を、今年も高く評価し合える組織にします。

京屋染物店では、共に働く仲間を募集しています。
https://kyo-ya.net/recruit/

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