和服を縫う。着心地への探究心。

2016年12月24日

和服を極めるための探究心を持ち続けたい。

半纏(法被)、浴衣、手拭、鯉口シャツ、股引などの祭衣装、和服のオーダーメイド、
伝統芸能の衣装オリジナル製作、修理を通じ、日本の祭りを支える染物屋でありたい…
京屋染物店の蜂谷悠介です。

京屋染物店は、染物だけをしているわけではありません。半纏法被浴衣鯉口シャツ股引などの縫製にも職人達が腕を揮っております。
私たちは和裁洋裁の技術と見識を高めるため日々勉強と研究を積み重ねています。今回は、モノづくりの背景やこだわりなどを勉強するために、
宮城県気仙沼市にて着物ライフに活気と革新の新風を巻き起こしている「たかはしきもの工房」さんの工場を見学させて頂きました。

きもの工房見学

なぜつくるのか

和装スリップをご存知でしょうか?
男性には馴染みがないと思いますが、着物を着たことのある女性ならほとんどの方が知っているかと思います。
和装スリップは、着物を着る際に身につける女性用の肌着です。
たかはしきもの工房さんは、呉服の取扱はもちろんのこと、着物のメンテナンスを通してより着物を楽しんでいただくための商品開発にも取り組んでいます。

和装商品を作る想い

女将の高橋和江さんから様々なお話を頂いた中で、特に印象的だったのが、なぜ肌着を作ろうと思ったかというお話でした。
「着物離れの進む中、それでも日本女性の中に潜む着物熱や憧れを如何に呼び覚まし、気軽に、そしてよりキレイに着物を楽しんで頂くかが私たちの使命です。着物を着る時には様々な不安があります。汚したらどうしよう。汗をかいてしまったら、また高額なクリーニング代がかかる。着物は暑いし、着づらい。このような不安を解消出来たら、もっと着物を楽しめる人が増えるのではないか。」
女将はじめ工房で働く皆さんは、なぜこの仕事をしているのかという背景と目的をしっかりと懐に携えて、商品を作っているのだと感じました。
「満点スリップ」はこのような想いから生まれた商品なんですね。

素材、縫製へのこだわり

縫製工場

着物を身近に感じてもらうにはどうしたらいいか。
着物にまつわる不安を解消し、皆に着物を楽しんでもらいたいと考え、研究に研究を重ね、たどり着いたのが和装スリップの改良でした。

汗や突然の生理などの汚れから着物を守り、しみ抜きなどのメンテナンス料の不安を解消すること。
着物は暑くて着るのが大変という状況を解消する為、素材にこだわり、既成概念に捕われない仕様の工夫で涼しさをアップすること。
そして、気安く、おしゃれに、着やすさを追求すること。

素材や縫製パターンなどを研究開発し、着物を着ることへの敷居を低くすることに成功したのです。

 

お客様の悩み事を解決するモノづくり

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お客様が、そして業界が抱える悩み事は何なのか。その悩みを解決するアイディアや研究開発、そして弛まぬ努力が笑顔を生む種になります。
女将も職人さんたちも、「お客様を笑顔にしたい」「着物を着たときの高揚感をいつでも気軽に味わってもらいたい」そんな思いで満点スリップを開発し、お客様にお届けしています。
京屋染物店も日本の文化を継承し、その良さを伝えてく企業として、モノづくりへの想い、背景と目的の大切さを改めて感じる工場見学でした。

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