【寺院半纏】関興庵様
お客様の製作背景
山形県米沢市のある臨済宗の寺院「関興庵」様。開創は1410年で、600年以上の歴史ある寺院です。数ある行事で着ることができ、この歴史を伝えられるような半纏を作りたいという思いを受け、弊社で半纏の製作を行いました。
お客様の御要望
•米沢は雪も深いので、厚手で丈夫な生地で、オールシーズン使えて、長く使えるものを半纏を作りたい。
•お寺にある3つの紋を半纏のデザインに入れたい。
•臨済宗は藍染めを多用しているので、藍染めの半纏を作りたい。
デザインのこだわり
お客様から以下の4つを半纏のデザインに入れたいというお話を頂き、何度かパターンのやり取りを行い、半纏のデザインを製作しています。
・天皇家から頂いた「五七桐」の紋様
・米沢上杉家から頂いた「九曜紋」
・修業先の鎌倉の円覚寺「三つ鱗紋」
・寺院内にある柵に似せた「崩し卍」の腰柄
生地のこだわり
オールシーズン使えて、丈夫で耐久性がある『舞布』をお勧め致しました。
緻密に織られているので、強い摩擦にも耐えることができるため、半纏にオススメの生地です。
色のこだわり
当初は藍染め半纏のご希望でしたが、お客様のご希望の期間と予算を考慮して、藍染めに近い「紺色」の本染めの半纏をご提案させて頂きました。
染めのこだわり
胸の五七桐の紋様が細かいので、デザインと型製作の部分で調整を行い、染料の調合もこだわり、細い線もしっかり染め上がるように仕上げています。
仕立てのこだわり
背縫いの部分で、大紋と腰柄がピッタリと柄が合うように丁寧に縫製を行いました。
半纏・法被オーダーメイド詳細
◼︎デザイン:京屋染物店でデザイン製作
◼︎染め:本染め1色[京屋紺]
◼︎生地:舞布(綿100%)
◼︎仕立て:ミシン本仕立て
◼︎肩当て:青海波
◼︎袖口裏:青海波
お客様からの声・ご感想
親身になって相談にのっていただき要望も叶えてくれました。今後も末永くお付き合い出来ればと思います。