【職人半纏】世嬉の一酒蔵様
お客様の製作背景
岩手県一関市の老舗の酒蔵で、日本酒、クラフトビールの製造・販売、レストランでの郷土料理の提供を行う「世嬉の一(せきのいち)酒蔵」様。創業から今年で100年を迎えるにあたって、スタッフ全員で正装着を作ろうと考えたそうです。酒蔵なので半纏(はんてん)を作ろうということになり、昔からのお付き合いがある弊社で半纏を製作させて頂きました。
デザインのこだわり
半纏(はんてん)には世嬉の一酒蔵様のロゴマークを入れたいというご要望がありましたが、腰柄についてはお任せでしたので、こちらで数パターンの柄をご提案させて頂きました。
生地のこだわり
『30シャンタン』
太さの異なる横糸が平行に走り、シャープな印象を与えてくれる生地です。 細い糸で織られた生地は、薄手の半纏(はんてん)や、素材感がある半纏がお好みの方におすすめです。
色のこだわり
古くから酒屋の色とされる『紺色』の半纏(はんてん)をご提案させて頂きました。
染めのこだわり
通常は全サイズの半纏(はんてん)を同じ型で染めるため、下の図のように全体に対して腰柄の大きさが変わってしまうサイズの半纏になってしまいますが、サイズによって腰柄の位置が変わらないように、染め型を複数作成し、染めています。
仕立てのこだわり
背縫いの柄合わせがピッタリとあうよう、半纏(はんてん)を縫製しております。
半纏・法被オーダーメイド詳細
◼︎デザイン:京屋染物店でデザイン製作
◼︎染め:本染め1色[京屋紺]
◼︎生地:シャンタン(綿100%)
◼︎仕立て:ミシン本仕立て
◼︎肩当て:晒(さらし)
◼︎袖口生地:網代(あじろ)
お客様からの声・ご感想
半纏(はんてん)を注文するという経験がほとんどなく、分からないことだらけでしたが、どういう半纏があり、どういう半纏がいいのか等、具体的な提案を含めて教えて頂きました。また、無理な注文にも笑顔で接客して頂き、とても癒されました。スタッフ一同大満足です。今後は、半纏のみならず、暖簾(のれん)やその他もお願いしてみたいです。