【職人用半纏】やまだい農園様
お客様の製作背景
長野県北部に位置する長野市赤沼。『信州りんご発祥の地』と言われるこの地で、100年もの間、家族と共にりんごを作り続けている「やまだい農園」様。100年の節目を迎えるにあたって、職人用半纏を作りたいという御相談を受け、弊社でオリジナルの半纏製作をさせて頂きました。
お客様の御要望
今後50年,100年と末長く使用できるような半纏を作りたい。
やまだい農園のロゴを半纏の大紋に使いたい。
それぞれの社員にあったサイズの半纏にしたい。
色は紺系統で少し緑がかったものにしたい。
デザインのこだわり
お客様から頂いたロゴマークを大紋にしております。
身柱(ちりけ)にはりんご農園を表わす「りんご」のマークをあしらっています。
生地のこだわり
比較的丈夫な生地で、素材感が楽しめる『20シャンタン』と『スラブ』の2生地をお勧め致しました。
染めのこだわり
それぞれ社員の方に合わせたサイズの半纏を作るために、染め型を数種類作っています。そのため、それぞれの型で染まり具合が違わないように、同じ環境を整え、全て同じ染液、同じ道具(スキージ)を使い、時間を置かずに全ての半纏生地を染めあげています。
仕立てのこだわり
りんご農園での剪定や収穫作業でも着心地が良いものに仕上げたいという思いから、袖の部分を「もじり袖」にしております。
通常の半纏の袖とは違い、生地を斜めに使うことで伸縮性を高めており、腕を上下に動かしやすくなっています。
また、袖口も通常の半纏よりも小さめのため、袖の収まりが良い仕上げになっています。
背縫いの柄合わせについて、アルファベットの「A」のような細かい部分にもズレがないように仕上げています。
半纏・法被オーダーメイド詳細
◼︎デザイン:京屋染物店でデザイン製作
◼︎染め:本染め1色[紺色]
◼︎生地:スラブ(綿100%)・20シャンタン(綿100%)
◼︎仕立て:ミシン本仕立て
◼︎肩当て:麻の葉
◼︎袖口裏:麻の葉
お客様からの声・ご感想

京屋染物店の工場を見学させて頂きモノづくりを丁寧にされている印象を受けました。実際商品の打合せを行うとサイズやシルエット、生地、色などきめ細やかに相談にのってもらえたのは非常に嬉しかったですし、弊社は遠方で打合せが大変かと思ったがサンプル品などを迅速に送って頂き、その都度やりとりを行い、工程ごとに確認でき非常に安心できました。