【ヨットレーシング用半纏】近藤様
お客様の製作背景
愛知県碧南市の碧南ヨットクラブで活動する『エイダ・レーシングチーム』。
弊社を知って頂いたのは、2017年11月8日に幕張メッセで行われた「kintone AWARD 2017」でした。弊社の社長の業務改善のプレゼンと、そのプレゼンの応援に言っていた弊社の社員全員が半纏を着ていた姿を見かけたことがきっかけで、今回、半纏(はんてん)を製作したいとお問い合わせをいただきました。
お客様の思い
•ヨットのレーシングチームで半纏(はんてん)をユニフォームにしているチームは、おそらく世界でもいないだろうということで、日本の伝統美である半纏をヨットと言う西洋文化の中で主張したい。
•チームで考えたデザイン案をベースに、半纏(はんてん)のデザインを製作したい。
デザインのこだわり
お客様から頂いたデザインデータをもとに、弊社で半纏のデザイン製作を行いました。
特に胸の部分のイラストについては、細かい部分が多かったため、型染めができるギリギリの部分で調整を行い、半纏のデザインを製作しています。
袖口裏の柄の「青海波」には、広い海がもたらす恩恵と、無限に広がる波の文様に未来永劫の人々の平安な暮らしへの願いが込められています。
生地のこだわり
丈夫で耐久性がある『舞布』をお勧め致しました。
緻密に織られているので、強い摩擦にも耐えることができるため、半纏に最もよく使用される定番の生地です。
染めのこだわり
胸の部分のイラストは、人物画だったので、少しのズレで大きく印象が変わってしまうため、細心の注意を払い染め作業を行なっています。特に髪の部分は手作業で型を修正し、細かいデザインを半纏で表現しました。
仕立てのこだわり
大紋、腰柄のそれぞれの柄についてピッタリと柄が合うように丁寧に縫製を行いました。
また、衿(えり)文字についても、半纏を着た時に左右の高さがそろうように、細心の注意を払いながら縫製しています。
半纏・法被オーダーメイド詳細
◼︎デザイン:お客様から頂いたデザインデータをもとに京屋染物店でデザイン製作
◼︎染め:本染め1色[紺色]
◼︎生地:舞布(綿100%)
◼︎仕立て:ミシン本仕立て
◼︎肩当て:晒(さらし)
◼︎袖口裏:青海波(せいがいは)
お客様からの声・ご感想
2017年11月8日に幕張メッセで行われた「kintone AWARD 2017」で京屋染物店の社長の経営改革のプレゼンに感動したことと、会場の背広の集団の中で社員が纏っていた半纏がめっちゃカッコ良かったので、チームで半纏を製作したいと思いました。
デザインは京屋染物店にほぼお任せで、お値段はちょっと高めでしたが、チームのみんなが賛成してくれて今回の半纏製作に踏み切れました。
ヨットチームの中で世界の他にはない半纏のユニフォームで、日本の伝統美を主張したいと思います。