【羽織り半纏】時音の宿 湯主一條様
お客様の製作背景
宮城県白石市の鎌先温泉にある創業約600年の老舗旅館「時音の宿 湯主一條」さまは、楽天トラベルプレミアム部門などで受賞している高級旅館です。その宿の女将から着物の上に羽織る半纏を製作してほしいというお話を受けました。これまで様々なメディアで取り上げられたり、イベントに出店するなどした際に、女将は着物で出ていましたが、「どこの旅館か分かるようにしたい」ということから、旅館の看板として羽織り半纏を製作したいというお話になりました。
お客様の御要望
・昔の半纏のデザインを活かした羽織り半纏を作りたい。
・着物に羽織っても動きやすく高級感がある生地にしたい。
・名刺をすぐ出せるようにポケットをつけてほしい。
デザインのこだわり
着物に羽織る半纏なので、通常の半纏の大紋よりも繰越(※)の部分を見て3cmほど下に大紋をデザインしました。羽織った際に、大紋が綺麗に見えるように工夫しています。
(※和服の襟を抜いて着るために、襟肩明きを肩山から後ろ身頃の側へずらすこと、またその寸法)
生地のこだわり
着物に羽織っても重くならないように、薄手で通気性に優れるセオアルファの生地をお勧めさせて頂きました。その独特の質感は、仕立てた時に上品な仕上がりとなります。
仕立てのこだわり
着物に合わせて、袖に振りをつけ、また衿の部分には繰越を作って縫製しました。
また、内ポケットを縫い目が見えないように取り付けています。
半纏・法被オーダーメイド詳細
◼︎デザイン:京屋染物店でデザイン製作
◼︎染め:本染め1色[黒色]
◼︎生地:セオアルファ(ポリエステル生地)
◼︎仕立て:ミシン本仕立て
◼︎肩当て:晒(さらし)
◼︎袖口生地:晒(さらし)
お客様からの声・ご感想
羽織の様な高級感のある生地と素敵なデザインがとても気に入っています。