【羽織り半纏】小料理あうん様
お客様の製作背景
東京新宿で小料理屋を営む「小料理あうん」。女将さんが偶然、京屋の半纏を来ていた弊社の社長を見かけたことをきっかけに、今回半纏を製作させて頂きました。
お客様の御要望
・小料理あうんの女将さんと常連のお客様で、お揃いの半纏を作りたい。
・新宿という文字を角字にして、腰柄に入れたい。
・筆で書いた「小料理あうん」の字を持ち込みで、半纏の大紋の部分に入れたい。
・女将さんの半纏は、着物の上に着ることができるような羽織り半纏にしたい。
デザインのこだわり
お客様から頂いた筆書きの「小料理あうん」の写真をもとに大紋のデザインを行いました。特にハネや払いの部分が、染めた時にしっかり分かるようにデザイン加工を施しています。
半纏の腰柄については、「新宿」の文字を角字にしたデザインです。小料理屋で着る半纏でしたので、上品な雰囲気に仕上げています。
生地のこだわり
肌触りが柔らかく染め上がりの発色が良い『タッサー』をお勧め致しました。
比較的厚みがある生地なので丈夫で、1年を通して着ることができる生地です。
色のこだわり
お客様からご要望があった「京屋紺」で染めています。
染めのこだわり
どちらの半纏も大紋の「あうん」の「ん」のかすれ字の部分がハッキリ分かるように、型製作の段階から慎重に作っています。
特に白の半纏については、少しでも染料がハネたり、にじんだりしてしまうと目立つので、特に気を遣って染めています。
仕立てのこだわり
女将さんの半纏は着物に羽織る半纏でしたので、着物の寸法を測って頂き、その寸法に合わせて裁断・縫製を行っています。着物に合わせて「繰り越し」「身八つ口」「ふり」も付けています。
半纏の背縫いの柄合わせも、しっかりとあった仕上がりにしています。
半纏・法被オーダーメイド詳細
◼︎デザイン:京屋染物店でデザイン製作
◼︎染め:本染め1色[紺色]
◼︎生地:タッサー(綿100%)
◼︎仕立て:ミシン本仕立て
◼︎肩当て:白無地
◼︎袖口:青海波
お客様からの声・ご感想
お客様と一緒にお揃いの半纏を着ることができました。
とても気に入っています。
今後は、浴衣の製作なども考えています。