【郷土芸能半纏】中島七頭舞保存会様
お客様の製作背景
中島七頭舞保存会様は岩手県岩泉町を拠点に活躍されている郷土芸能団体様です。
岩手県岩泉町は平成28年に台風10号による洪水で甚大な被害に見舞われました。
中島七頭舞保存会様の祭り装束や道具なども洪水に流され、泥に埋もれました。
平成29年の8月に祭りを再興するために、衣装を復元製作したいとお問い合わせ頂きました。
お客様の御要望
・以前製作した半纏を復元して欲しい。
・半纏に合わせて、手甲も製作したい。
デザインのこだわり
泥にまみれたり、破れた半纏を参考に、以前と同じデザインになるようにデザイン製作いたしました。
生地のこだわり
生地は以前の半纏と同じGポプリンで製作致しました。
色のこだわり
以前の色を復元するために、 泥にまみれ色褪せた半纏から元の色を想像し色を吟味致しました。
染めのこだわり
柄の細かい箇所があったので、細かい柄がシャープに出るように工場内の湿度を調整製作致しました。
細かい柄をシャープに出しながら、生地の裏まできちんと色が返るように染料を適度な硬さに調合し製作致しました。
仕立てのこだわり
『袖』『背縫い』『脇縫い』の三箇所柄合わせがあるため、裁断から縫製まで慎重に作業を進め、柄をピタリと合わせました。
半纏・法被オーダーメイド詳細
◼︎デザイン:見本品の半纏を元に京屋染物店でデザイン製作
◼︎染め:本染め2色[青色、黒色]
◼︎生地:Gポプリン(綿100%)
◼︎仕立て:ミシン本仕立て
◼︎肩当て:晒(さらし)
◼︎袖口生地:こげ茶