【名入れ手拭い】倉林工房様
手ぬぐいのデザインについて
めでたづくし柄
「めでたづくし柄」は、日本のおめでたい柄や縁起の良い柄を遊び心を入れながらデザインした、京屋染物店考案のデザインです。
描かれている絵には様々な意味が込められています。
左から順に
1.鶴亀
長寿を願う柄の「鶴亀」。鶴だけの柄かと思いきや、鶴の頭が亀になっている遊び絵です。
2.だるま
転んでも何度でも立ち上がるだるまは『無病息災』『家内安全』の願いが込められています。
3.海老に松竹梅
松竹梅が組み合わせによって、海老に見える楽しい遊び絵のモチーフ。『海老』は髭が長く、腰が曲がっている様子から長寿を願う柄で、『松』は長寿、『竹』は子孫繁栄、『梅』は気高さを表す縁起の良い柄です。
4.スルメとアワビ結び
『子宝』を願うスルメ柄と、長寿を願うアワビ(あわび結び)を掛け合わせたモチーフ。スルメは「寿留女(するめ)」とも書き、結納の膳には欠かせない縁起物です。そんなスルメの足をご祝儀袋の水引に見立て、『アワビ結び』にした縁起の良い柄です。
5.鯉の滝登り
『金運上昇』『商売繁盛』の縁起の良い柄です。大きな目的を成し遂げる強さと勇気、忍耐力も表しています。
6.日の出
豊作を願い、豊かさを表す柄です。日の出は古来より、『初日の出と共に歳神様(豊作の神)が現れる』とされてきました。また、水面に映る光に、『寿』の文字が隠されたデザインになっています。
7.目出鯛(めでたい)
その名の通り、めでたい(目出鯛)柄。鯛は古くから、祝いの席で珍重されてきた魚です。
お客様の声
「倉林工房」という個人事業を立ち上げて初めての年末年始を迎えます。この年末年始のタイミングでお世話になった皆さまへ”感謝”の気持ちを表す方法を考えていました。ノベルティ商品やお菓子などを検討していましたが、ちょうど京屋染物店の蜂谷さんからお声がけいただき「せっかくならお世話になっている方のお店で作成しよう」と思い、今回の手ぬぐいを依頼することにしました。
お年賀ということでデザインは「めでたづくし柄」を選択、倉林工房のロゴを右下に配置しました。贈った方に気兼ねなくどんどん使っていただきたいので、倉林工房のロゴはやや控えめにしています(笑)。倉林工房を立ち上げたときにはそこまで深く考えていなかったのですが、「くら」の文字をデザインした家紋のようなマークと漢字を組合せたロゴマークなので、和風の手ぬぐいにマッチして大変満足しています!
また、プリントとは異なり”染め”には味があってとても良いです。今回は瑠璃色を選択しましたが、もしまた機会があれば別の色も製作してみたいと思いました。
セミーオーダーとして倉林工房のロゴを入れられるのはもちろん、倉林工房を通じて「京屋染物店の商品」を紹介でき、そこからまたご縁がつながることが嬉しいです。
倉林工房Webサイト:https://kurabayashikobo.jp/
手拭いの詳細
倉林工房様のセミオーダー名入れ手拭いです。
◼︎染め:本染め1色[瑠璃色]
◼︎生地:特岡(綿100%)