手拭い(てぬぐい)の歴史2018.05.02

手拭いの歴史

手拭い(てぬぐい)の歴史は古く、織物が出来た時代(人が文字を書けるようになった時代)にはあったとも言われています。最初は、麻や絹で作られた平織物でした。平安時代からは当時制定された法律により、庶民は麻の手拭いを、高貴な方は絹の手拭いを使ったと言われています。

織物 手ぬぐい 歴史 

今使われているような綿の手拭い(てぬぐい)は、当時、綿が中国大陸の方から輸入されていたため、絹よりも高価でした。江戸時代の初めになると、日本でも綿が大きく栽培されるようになり、綿織物が普及し、綿の手拭いも普及したと言われています。

 

手拭いの使い方も時代と共に変わる

手拭い(てぬぐい)の使い方も普及するにつれて変わりました。古くは、手拭いが神仏の像や飾り付けなどの清掃に使われるのが一般的でした。

平安時代になると、神具として神事に身に纏う装束として使われるようになりましたが、布が貴重なものだったため、祭礼などを司る一部の身分の高い者しか、手拭い(てぬぐい)を手にすることはありませんでした。

江戸時代になると、綿の栽培が盛んになり、手拭い(てぬぐい)も沢山作れるようになりました。また、銭湯文化が根付いたことや、贅沢を禁止する法律が制定されたこともあって、絹よりも木綿(もめん)の着物と手拭いが庶民に好まれるようになり、広く普及していきました。こうして手拭いは、徐々に現代のお手拭き(おてふき)としての使い方になっていきました。

綿 栽培 手拭い 材料

 

手拭いの今

明治時代になると、文明開化とともにタオルやハンカチといった洋風の物が流入し、やがて日本古来のものは時代遅れといった風潮から排斥されたり廃れていったりしました。手拭い(てぬぐい)もその一つでした。

明治

現代日本では、確かにタオルやハンカチの使用頻度が多いですが、手拭い(てぬぐい)が廃れたわけではありません。平織りで長さのある手拭いにはタオル地の製品にはない良さがあり、農作業、伝統芸能や祭、剣道などでのかぶり物、ハチマキなど様々な用途に使われています。

また、古くからの慣習としてプレゼントやイベントの際の記念品としても使われています。

手拭い ギフト 箱入れ

さらには、手拭いの使い方は広がりを見せており、ペットボトルホルダーやブックカバー、トートバックとしても使われています。

手拭い てぬぐい 使い方 ペットボトルホルダー

時代と共に変わる手拭いの使い方。

これからの手拭いの使い方が楽しみです。