目的を明確にすることの重要性
2019年1月16日
私たち京屋染物店の理念は「和の追求」です。
調和、縁を大切にする和の文化や思想を基にした、高品質な繊維製品、製造技術技術、サービスの提供を通じて、顧客の人生の質の向上に貢献し、全社員の物心両面の幸福の追求と社会の平和と繁栄に寄与することが目的です。
2019年が始まりました。今年も多くの方々に貢献する一年にしたいと考えています。
そのためには、自分自身の成長はもちろん、社員の成長を考え、寄り添い続ける年にします。
ゴールを決める
私は昨年から朝の習慣としてジョギングをしています。昨年の1月からお酒も断ち、1年以上経過しています。
絶対やる!と決めた理由は、「家族と社員を守るため」です。私が健康でいることが、会社経営の大前提であり、責任であると感じたからです。
週に3日以上は、朝5時~5時半に起きて、5~10km程走ります。
出張の時は必ず走ります。
走るときには、出発地点から3~5㎞離れた神社やお寺をゴールに定めています。
目的地(神社、お寺)についたら、参拝させていただき、その後スタートした場所をゴールに定め走ります。
この朝ランを習慣にしてもうすぐ1年になります。
今年は、マラソン大会に出場することを決めました。毎日のように走っていると挑戦したくなるものですね。
目標ができると、「1㎞あたり何分ペースで走れるのかな?」と気になりだしたり、ストロークも気にしたり、準備運動をしたりストレッチをしたりと、体調にも気を遣うようになります。また、他にも様々なことに気が付いて、知ろうとしたり、また実際に行動するようになりました。
そんなことを思って走っていると、「人生や仕事も一緒だなぁ」と思えてきます。
走る目的も行きつくゴールもないマラソンを「走れ!」と言われたら走れるだろうか?
どこに向かうかもわからず、闇雲に走って、何のために走っているかも不明確。。。
そんなマラソン走れない。。。
ひょっとして、自分の子供たちや会社の社員たちに、そんな思いをさせているんじゃないか。
走りながら、そんなことを考えていると、、、
自分の周りにいる大切な人たちが、自分の人生の目的や、どんなゴールを目指して走るのかが明確になるような関りをしよう!と思えてきます。
朝ランを続けて学んだこと。それは、
なぜ走るのかが明確で、「今日はここまで走ろう」と自分で決めて、走りきる。
「できた!」と達成感を味わい、自分に自信を付けていく。だんだんと走る距離が伸びて、走り始めた当初は1㎞走るのもやっとだった体力が、今では10㎞走っても気分がいい状態で「まだまだいけるぞ!」という気力もある。
自分に自信が付くと、さらに上の目標が見えてくる。すると挑戦したくなる。挑戦すると新たな課題が見えてくる。その課題を解決するための知識や技術を身に着け日々の行動に活かす。
この繰り返しが成長に繋がり、目標を達成し続け、成果になる。
自分で決めたゴールを目指す
1月7日に経営計画発表会を開きました。
そこで、全員で理念を共有し、自分たちの5年後、3年後、1年後の目標を決めました。
それを成し遂げるために会社でどのような自分になり何を成し遂げているのかも発表しました。
月ごとの目標も定めました。もちろん、なぜこの目標を達成するのか。
それは縁ある人たちを幸せにするためです。
日本の文化を守るためです。日本の祭りを支えるためです。地域の力になりたいからです。笑顔の輪を広げたいからです。一関から世界へ感動を届けたいからです。大切な人たちを守りたいからです。
挑戦の日々の中、不安に襲われるときもある。
それを振り払うように自分に言い聞かせる。
「自分には果たすべき責任がある。守るべきものがある。大切なものを大切にしたい。だから絶対にやりきる!」
ゴールが明確だからこそ、自分自身に伝えることができるのかもしれない。