チャレンジし続けるのは、原点を大切にしているから。

2018年11月18日

10月に上海で行われた上海ファッションウィーク「モード上海」に上海で活躍中の若手デザイナー「ヤンヤン」さんとのコラボ作品を出品させていただきました。
初めての海外ファッションショーでのコレクション発表。
私たちは原点を忘れたわけではありません。むしろ、その原点を大切にしたいからこそ、私たちにできるチャレンジを続けています。

私たち京屋染物店は、和を追求します。
和とは「調和、あたたかなご縁、日本、二つ以上の数を加えて得た結果」
日本の文化や思想を基に現代のライフスタイルと調和した「高品質な繊維製品、サービス」の提供を通じて、お客様の人生の質の向上に貢献します。

いつも私のブログをお読み頂き、ありがとうございます。京屋染物店の蜂谷悠介です。

 

愛する街への想い

私が子供のころは、ここ一関は、とても賑わいのある街でした。
通りは人が行き交い、駅前のデパートの屋上ではいつもヒーローショーが開催され、路地裏の駄菓子屋さんは子供達で溢れていました。
本当に楽しい街で、家の中にいるのがもったいないくらい。早く宿題を終わらせて街に遊びに行きたい!と思ったものでした。

しかし、私が大人になり地元「一関」に戻ってきたときには、あの賑わっていた街の姿ではありませんでした。

私は地元に帰ってきて間もなく、街に賑わいを取り戻そうと仲間を集め、様々なイベントを企画したり、街の空き店舗で商売する人たちを増やしたいと思い「チャレンジショップ」という商店主育成事業も商工会議所の方々と共に行いました。

イベント開催中はたくさん街に人が来ます。でも、イベントのない日は通りに人は歩いていない。。。
私が目指しているのは「毎日人が通りを行き交い、笑顔が溢れている」光景です。
目指す姿はあるけれど、イベントをやってもやっても「その状況に近づいていないのではないか」「どうしたらいいのだろう」と当時の私は悩んでいました。

そんな時に地元の老舗菓子屋「松栄堂」社長(現会長、以降「社長」と表記)に、このことを相談したのが私の転機でした。

 

賑わいを取り戻すための原理原則

どうしたらこの街に賑わいを取り戻すことができるのだろうか。
私は悩みを相談しました。

社長「悠介が考える賑わいとは?」
私「通りに人が溢れ、お店の人もお客様もみんなが笑顔になっていることです」
社長「では、街に賑わいを取り戻すためにはどうしたらいいと思う?」
私「イベントをたくさんやってお客様に来てもらえば、通りは賑わうと思います」
社長「悠介はいつでも賑わっている街を目指したいんだよな。それなら毎日イベントをしないといけないな。じゃぁ、毎日イベント企画運営できるかい?」
私「毎日なんて無理です。自分の商売もありますし。。。」
社長「そうだよな。毎日イベントするのは無理だよな。じゃぁどうする?」
私「…。」
社長「悠介の店が全国から毎日大勢の人が押し寄せる繁盛店だったら、通りを人は歩いていると思うかい?」
私「毎日大勢の人が来るわけですから、通りを人は歩いていると思います」
社長「では、そんな繁盛店が軒を連ねたら?」
私「それこそ、通りは人で溢れかえります。こんなに人がいるのだから、ここで商売をしたい!と思う人たちも増えると思います」
社長「それこそが、街の賑わいを取り戻すことなんじゃないかと私は思うのだが、どうだろうか?」

私が何に集中すべきか、本当に肚落ちした瞬間でした。
各社、各店が愛する街のためにやれることをやる。京屋にしかできないことに全力で取り組み地域(社会)に貢献すると決心しました。

 

一関から世界へ。岩手から世界へ。東北から世界へ。

私たちがなぜ仕事をしているのか。日本の祭りを支えるため。文化を守り伝える技術を継承し続けるため。街の賑わいに貢献するため。お客様、社員とそのご家族、地域の方々の幸せのため。
そのためにできることはやる!チャレンジし続ける!
一関から世界へ。これも私たちのチャレンジの一つです。

今回は沢山の皆様からご協力頂き、上海のファッションショーへの出品にチャレンジさせて頂きました。

今回は、上海で活躍する若手デザイナー「ヤンヤン」さんとのコラボです。染物屋3社がそれぞれの技術を活かしあって、コレクションが完成しました。
本当に素晴らしい皆さんと取り組めたことをありがたく思っています。このプロジェクトにお力添え頂いている皆さんに改めて御礼申し上げます。

そして、何より、弊社商品企画営業担当の千葉をはじめ、デザイナー、職人たちに感謝の気持ちでいっぱいです。何度も打ち合わせ、試作を重ね、この日を迎えました。
皆がいるからチャレンジできます。

世界を舞台に活躍する理由があるからこそ、勇気をもってチャレンジできます。

京屋で作った暖簾も会場にかけられました。

世界に日本のモノづくりを発信できている喜びと、縁ある方々のために、このチャンスを必ず活かさなければと強く思いました。








全てが初めて。恐れや不安だらけです。
それでも私たちにはチャレンジしなければならない理由があります。

「大切に思っていることを大切にしていきたい」だからこそ行動する。
止まってはいられない。行動こそが未来を作る。何もしなければ何も起きない。
成功もなければ学びもない。創り上げたい未来にも近づけない。

私たちは地元を大切にしているからこそ、恐れずチャレンジし続けます。