相手を思う行動の影響力

2018年9月21日

出張中に会社からとても嬉しい報告が入りました。
あまりにもうれしかったので、お伝えします!

私たちは上質な感動を届ける染物屋です。
ご縁を頂いた皆様を幸せにできる世界一の染物屋になります。

いつも私のブログをお読み頂き、ありがとうございます。京屋染物店の蜂谷悠介です。

 

突然の訪問者

この日は、ほとんどのメンバーが「京屋100周年プロジェクト会議」に参加しており、朝礼後の店は、スタッフが一人で通常業務を行っていた静かな朝。

開店準備をしているところに、突然、20代の若い男性が元気な挨拶と共に店に入ってきました。

若者「突然、何の連絡もせずに来てしまい、申し訳ないです。どうしても京屋の皆さんに直接お会いして、許可を頂きたいことがあったものですから。。。居ても立っても居られず、夜中のうちに車に飛び乗り、栃木から来てしまいました!」

よくよく話を聞くと、彼は、栃木の実家の果樹園を継いで、様々な課題も乗り越えるためにチャレンジをしているところだそうです。対応したスタッフは、彼から放たれる情熱とやる気をすぐに感じたそうです。

でも、スタッフはまだ状況が呑み込めません。いろんな疑問が出てきます。
「許可って?」「なんでそんなに感動しているの?」「夜中に車で出発するくらい焦る理由は?」
「果樹園と染物屋で何か関係することあるの?」

 

大切にしたい人の喜ぶ姿を誠実に想い抜く

若者「私たちはお客様に喜んでもらいたくて、美味しい梨を作ることに一生懸命情熱を傾けています。この思いと共に、この梨たちをお届けすることはできないだろうかといつも考えていました。」

彼は、そんな想いを持ちながら、何か良いアイディアはないものかとインターネットで様々検索していたそうです。
その時に見つけたのが、弊社で用意している「ドライバーの皆様へ」お願いのシールだったのです。

そのシールがこれ ↓↓↓↓
モノづくりのバトンリレー
参照:お客様に届くまでのバトンリレー

ドライバーの皆様へ。毎日の配達お疲れ様です。京屋の『ものづくりのバトンリレー』の最後を締めくくるのはドライバーさんです。お客様に真心を届ける一員として、京屋の商品をどうぞよろしくお願い致します。

このメッセージは、弊社の商品をお客様のもとへ出荷する際に、張っています。

このメッセージを考え、シールを作って張ることを提案し、行動を起こしたのは、弊社の検品出荷担当のミカちゃんです。

彼女は、いつも職人たちの仕事を見ています。そして、丹精込めて出来上がった商品を、毎日一品一品検品し、「お客様に喜んでもらえますように」と祈りながら丁寧に梱包しています。

では、なぜ彼女はそこまで丁寧で想いのこもった仕事ができているのでしょうか。

なぜなら彼女には素敵な夢があるからです。
私たちは、2017年にみんなで「夢新聞(自分たちの叶えたい未来が報道された手作り新聞)」を作りました。2年後に自分自身がどうなっているか、どんな夢のために2年間楽しく仕事をしているのかなどをスタッフみんなが書いています。
以下は、検品出荷担当のミカちゃんが書いた2019年までに叶える夢「京屋で働く理由」です。


『すっかり有名になった京屋。京屋で作った半纏や暖簾のある旅館、お祭りを見に家族で度々旅行に行っています。そこで自分の子供たちに「これはお母さんが働いている会社で作ったんだよ」と言うと「お母さん、すごいね!」と子供達が笑顔を見せてくれます。子供達に誇れる仕事をしている事を、胸を張って言えることが私の夢です。』(京屋夢新聞2019年:2017年作成より)

 

心を繋ぐモノづくり

お客様の想いを形にする仕事だからこそ、みんながその想いを大切に繋いでいます
フロントスタッフ、デザイナー、染職人、縫製職人、検品梱包、そしてお客様のもとに商品を届けていただいているドライバーさん。

ミカちゃんには明確な目標があります。そして、お客様に喜んでもらいたいという強い想いがあります。
その想いが、このシールになったんです。

そして、その想いを感じ取っていただいた、果樹園の男性が、直接「この文章を使いたい!」とお願いに来たわけです。

果樹園の男性が、この文章を使いたい旨を伝えると、ミカちゃんはニッコリとほほ笑んで、「どうぞ、使ってください♪」と言ったそうです。

波紋のように広がる良い影響

こうして、果樹園のメッセージシールが完成したそうです。
出来上がったシールの写真がメールで届きました。

果樹園の男性から頂いたメール
「先日は、お忙しところ突然お伺いしてしまい、申し訳ございませんでした。短いお時間でしたが、お話出来て僕自身沢山の学びを、得ることが出来ました。本当にありがとうございました。電話をかければそれは楽だとおもいますが、それは僕の中で逃げですし、相手に失礼だと思いました。僕が行くことは簡単ですが、この言葉を考える事は何倍も何十倍も大変だったと思います。ドライバーさんへの思い、お客様への思いが、沢山詰まったこちらの言葉、僕の一生の宝物にさせてください。大切に使わさせていただきます。最高の雰囲気いただく麦茶は本当においしかったです!ごちそうさまでした!」

心がポカポカしていい気分です!
皆でもっともっといい人生、いい会社にしましょう!