郷土芸能の復興支援

2016年12月21日

人の想い、地域の想いを繋いでいきたい。

半纏(法被)、浴衣、手拭、鯉口シャツ、股引などの祭衣装、和服のオーダーメイド、伝統芸能の衣装オリジナル製作、修理を通じ、日本の祭りを支える染物屋でありたい…
京屋染物店の蜂谷悠介です。

東日本大震災以降、京屋染物店は被災した祭り団体郷土芸能団体の復興支援に取り組んで参りました。
あれから5年。沢山の方々とお付き合いさせて頂く中で、多くのご縁を頂き、今回は
大船渡で開催された「郷土芸能復興支援メッセ」に参加させて頂くことになりました。

郷土芸能復興支援

5年目の3.11を越えて。

あの日の事は私が言うまででもなく、皆さんの心に深く刻み込まれていることと思います。

震災以来、誰もが考えたことでしょう。
「私に何ができるのだろう」

私自身も震災発生の数日後から何度も避難所に物資を届け、様々なボランティア活動を行ってきました。そんな中で、常に自問自答していたのがこの言葉です。
5年先、10年先まで被災地を想い、支え続けられる事はなんだろうか。私に何ができるのだろうか。

たどり着いた答えが、「地域の祭りを支え続ける」でした

震災発生の半年前に先代の社長である父が他界し、右も左もわからない半人前以下の私を力強く支えてくださったのが、弊社を長くご愛顧くださっていた地域を支える熱き祭衆」でした。

今のお前の腕では、オヤジのようには上手く染められないだろうが、注文するから染めてみろ!応援するから!俺たちは京屋が大好きだ!

こんな暖かい心に支えられ、私は立ち上がる事ができました。
今度は私自身が「プロだからこそできる末永く続けられる支援」に今こそ取り組まなければと心に
決めたのが5年前でした。
それ以来、岩手宮城福島の被災された祭団体伝統芸能保存会の祭装束や祭典道具などの修復復元に数多く取り組んで参りました。

被災半纏
瓦礫の中から見つけ出したボロボロの半纏(はんてん)、法被(はっぴ)を広げて、皆さんの心の底から出る言葉は、
を復活させて、仮設住宅のばあちゃんを元気づけたい
「年に一度でもをきっかけに、バラバラになったみんなを呼び戻して、この地域で盛り上がりたい」
「犠牲になった仲間の為にもこのを絶やしちゃいけないんだ」

立ち上がる決意と郷土を愛する心がある。

私自身も皆さんと同じく、伝統芸能や祭が持つパワーを信じています。地域が一つになり、老若男女が祭を通して語り合い、繫がっていく。地域を復興へと導く大きな原動力になると確信しています。

被災地の復興はまだ道半ばです。
京屋染物店は、これからも日本の祭を支え、笑顔の輪が広がる取り組みを行って参りたいと決意を新たにしております。

 

祭り復活への想いは今も変わらない

祭り衣装、半纏製作の相談

会場には、岩手宮城福島で被災した郷土芸能団体の皆さんが沢山参加されていました。
その中に、陸前高田うごく七夕まつりの祭り組復活を真剣に考えている方から相談を受けました。
このような熱い想いを持っている方々の考えは共通しています。
祭り組を復活させることが、地域コミュニティーを復活させることに繋がる
だからこそ、早く祭り組、祭り団体を復活させたいのだと感じました。

郷土芸能演舞

 

染めと縫製の職人が直接相談を受けました

祭り、郷土芸能の衣装製作支援

京屋染物店の出展ブースには、数多くの郷土芸能衣装が展示され、多くの経験を持つ染めの職人と縫製の職人がお客様の悩み事の相談を受けました。
郷土芸能保存会祭り団体によって、衣装に関する悩み事は様々。祭りの所作も違えば、着る衣装の仕様も異なります。
そのことを深く理解し、衣装作りに落とし込むためにも、職人が直接お客様と接して、細かな要望をモノづくりに落とし込んでいきます。

 

お客様から直接お喜びの声を頂く

郷土芸能、祭り衣装製作、お客様の笑顔

衣装の復元に携わらせて頂いた福島の郷土芸能団体のお客様も会場にお越しになられていました。
わざわざお声がけ頂き、「直接お礼を言いたかったです。本当にありがとうございました。」と、お礼のお言葉を頂きました。
参加していた職人達も、これには大感動!こちらの方こそお礼を言いたいくらい、嬉しかったです。
ありがとうございました。

やっぱり、日本の祭りっていいなぁ〜♪

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