祭りには力がある
2021年12月12日
戦、災害、疫病、凶作…。
辛く悲しく心塞がる時があります。
日本人は古より、苦境に立たされた時ほど祭りの力を活かしていました。
人々は願います。
災いからの脱却したい。災いを転じたい。福を呼び込みたい。
人々は自然や縁を敬い感謝します。
自然の恵み、五穀豊穣、家内安全、今ここにいる幸せに。
民俗芸能や地元の祭りを継承する者として感じること
伝統を受け継ぎ、祭りを支える染物屋として感じることを書きました。
祭りを支え続ける染物屋
伝統行事や民俗芸能は地域コミュニティーの絆を強くし、その土地を元気にしてくれる。
私たちには東日本大震災で祭りの復興支援に取り組んだ経験があります。
その時にも祭りの力を強く感じました。
その時にも祭りの力を強く感じました。
お年寄りや先輩方は昔話に花咲かせ、地域の担い手に志と伝統のバトンを受け継ぐ。
青年たちは祭りで熱く燃え上がり、仲間と地域との繋がりを強く感じ、地域の未来を熱く語り合う。
子供たちは祭りで盛り上がっているカッコイイ大人たちのようになりたいと未来に夢馳せる。
祭りは地域を強くする。
祭りが復興の原動力になったシーンをたくさん見てきました。
新型コロナウイルスの影響で地域の祭りなどが存続の危機にあることを受け、文化庁は2021年度補正予算案に計65億円を計上し、異例の大型支援に乗り出します。
山車や衣装をはじめ用具の修理費用などを補助し、後継者不足や過疎化に悩む伝統行事が、途絶えないようにバックアップしてくれるとのこと。
こんな時だからこそ祭りは必要です。
私たちも「祭りを支える染物屋」として、祭や文化を継承する方々の力になりたいと考えています。
伝統芸能、民俗芸能、祭りに携わる全国の皆さんを全力でサポートします!
来年こそ祭りが再開されることを願っています。