「なぜ」がキーワード
2018年5月23日
おかげさまで京屋染物店は100年目を迎えることができました。日本の祭りを支える染物屋は、昔も今も変わらぬ想いを引き継いでいます。
半纏(法被)、浴衣、手拭、鯉口シャツ、股引などの祭衣装、和服のオーダーメイド、伝統芸能の衣装オリジナル製作、修理を通じ、日本の祭りを支える染物屋でありたい…
京屋染物店の蜂谷悠介です。
それぞれの想いを伝える一文字
今年の1月の話になるのですが、新たな年を迎えて、全員で書き初めをしました。
書き初めなんて、小学校以来です。とても新鮮な気持ちで、今年の抱負とともに筆を走らせました。
それぞれが今年の決意を込めた一文字を書いて、想いとともに披露します。
みんなそれぞれ個性的で、誰かに媚びているような想いは一つもなかった。
純粋に「ありたい姿」を考えていると感じました。
みんなの書を見ながら、考えるのは「なぜ働くのか」について。
今年になって度々考えるのが「why(なぜ)」の重要性。
前回のブログでも
なぜ、何のために時間を使うのか
について考えていました。
なぜ、京屋染物店で働くのか
「なぜ働くか。なぜこの仕事をするのか。」は「どう生きるか」に繋がっている。
仕事は誰かの役に立ち、相手も自分も喜びを得られるものだと考えている。
「なぜ働くのか」が自分だけの幸せの追求になったとたんに、生き方がどんどん苦しくなっていくことを、過去に体験した。
なぜやるか。なぜ働くか。なぜ生きるのか。
それは、「幸せであり続けたいから」なのではないか。
自分が幸せであり続けたいのなら、周りにも幸せになってもらわない限り、それは叶わない。
「環境って大事だよね」と人は良く言う。
その環境は人から与えられる物なのだろうか。
そのことをもう少し考えてみたいと思う。
力の源はそこにあるような気がする。