染色へのこだわり
Dyed
豊富なデザイン力と
技ありの染色技法
京屋染物店の染色方法は、本染め・手捺染(てなっせん)・引き染め・藍染めなど、非常に多彩で全国でも珍しいほどです。
それは、お客様の用途や目的、求める色合い、好みのデザイン、ご希望商品の扱い方などをお伺いした上で、最適な染色技法をご提案差し上げるため。
お客様一人ひとりの用途と好みに合わせた最適な染色方法で、熟練の職人が一つ一つ丁寧に染め上げます。
いまなお手染めにこだわる理由
なぜ非効率な手染めにこだわるのか?
それは、手染めだからこそ出せる絶妙な力加減で、生地繊維の奥まで染め、色の深みと奥行きを出すことができるからです。
深く染まった色は、長くご使用する過程でより「良い味」を出し、より一層深味のある表情へと変わっていきます。
あくなき色へのこだわり
染色の過程には染料で染めた生地を蒸気で蒸らす「蒸し」という作業があります。
蒸しを行うことで、初めて色が生地に定着します。
弊社ではこの「蒸し」に徹底的にこだわるため、国内でも最大級の大きさの蒸し箱を特注で製作・使用し、発色が良く、色が生地にしっかり定着したムラの無い染め上がりを実現しています。
生地を磨く
「蒸し」の後には、「洗い」という生地についた余分な染料をゆっくりと落とす工程があります。
洗いが不十分だと、色流れや色移りの原因になるため、弊社では通常2~3工程のところ、10以上の工程を重ねて、余分な染料を丁寧に落としていきます。
この作業は、お客様にはあまり見えない工程ですが、見えない作業だからこそ手を抜かず、徹底して品質を高めています。