【京屋のあゆみ file03】スクーターで駆け回った2代目
2019年10月23日
平成31年1月をもって、創業100年を迎えた京屋染物店。
初代の京都修行から始まり、皆様との出会いまでの100年の道のりをご紹介します。
初代松寿のもとで働いていた後の2代目文彦は、職人気質の初代とは変わり、営業マン気質の方だったと言われています。
手作業の引き染めだけでは回し切れない需要を賄うため、着物の反物を仕入れては、広い市内を自転車と反物を詰めた箱を抱えて、妻と一緒に行商して歩きました。
この時代から京屋染物店のお客様への貢献の幅がさらに広がりました。
子煩悩の2代目は、幼少期の3代目徹、4代目悠介をスクーターに乗せ、色々なところに連れて行ったり、身寄りのない子供を引き入れて育てあげるなど、
優しい印象の一方で、モノづくりへの強いこだわりがあり、仕事には厳しい方だったそうです。
友人関係も幅広く、
店ではよく祭りの話や地域の話をしに
色んな人が出入りしていました。
京屋染物店の地域、祭りとの関わりは
いつの時代も変わらずに脈々と受け継がれています。
【京屋のあゆみ file04】へ続く…