いよいよ一関夏祭りが始まります!
2017年8月3日
京屋染物店が店舗を構える一関市では
毎年8月の初めの週末(金、土、日)に「一関夏祭り」が開催されます。
今年も4日~6日の3日間、
1万発の打ち上げ花火に始まり、「時の太鼓」の巡行、
七夕飾りが街を彩り、神輿が練り歩く予定です。
一関夏祭りの始まり
一関夏祭りの始まりは、昭和2年に遡ります。
東北最大の流域面積を誇る「北上川」と一級河川「磐井川」が交わる一関地域は水害の常襲地帯でした。
当時、その水難者を慰霊し、水魔を払おうと河川敷に磐井川水天宮が建立されました。
これを記念して花火3発を打ち上げたのが、「一関夏祭り」と関わりが深い磐井川川開き花火大会の始まりだと言われています。
苦しい時こそ「お祭り」を
戦後間もない昭和22年と23年にはカスリン、アイオン台風と2年連続で
大洪水に見舞われ、壊滅的な被害を受けた一関。
水天宮の神殿も流されたが、神木のケヤキに捕まって
難を逃れた人も多かったと言われています。
そのような壊滅的な状況でも、「祭りで地域を盛り上げよう」と
地域の方は神輿を担ぎ続けて来ました。
当時の状況は、東日本大震災で壊滅的な被害を受けながらも、
祭りを守り続けた沿岸地域の状況と似ています。
大変な時こそ、みんなで力を合わせて「祭り」という行事をやり遂げることに
「楽しさ」と「新しい何かが産まれるきっかけ」があるのではないでしょうか。
その「祭り」を支えることが私たちの役目です。
「祭り」が地域を盛り上げる
一関の商店街も過疎化が進み、祭りにも寂しい雰囲気が漂いつつあります。
しかし、こんな時こそ「祭り」でまちを盛り上げようと若者が立ち上がりました。
一関夏祭りの始まり、水天宮の神輿から祭りを盛り上げようと
8月5日に「錦町フェス」を企画し、連日連夜、会議や準備を行っています。
京屋染物店の前の錦町水天宮通りには、いつもよりワクワク感が漂っております。
今年の夏祭りは、水天宮の半纏を来た祭人が盛り上げてくれそうです!
京屋染物店はお祭り期間中も営業しております。
皆さんも良かったら遊びに来てください!お待ちしております。