藍染体験教室を開催しました!
2020年7月7日
7月に入り、雨音も耳に馴染む季節になりました。
京屋染物店では、工場のおとなりにある愛心幼稚園の年長さんと藍染体験教室を開催しました!
今年は園の行事が例年通りに行えないことも多いなか、子どもたちはみんなこの藍染体験をとても楽しみにしてくれていたそうです。今回はたくさんの笑顔を見ることができ、わたしたちにとっても大変たのしい時間になりました。
その藍染体験の様子をリポートしたいと思います!
年長さんとはじめての藍染体験
7月3日、この日は天気も良く藍染日和。
元気なあいさつで迎えてくれた31名の年長さんと先生方。
染め職人こうへいお兄さんの指導のもと、藍染体験スタートです!
苦戦しながらもがんばった子どもたち!
今回の体験は、手ぬぐい生地の好きな箇所をつまんで輪ゴムを巻きつけ、自分だけの絞り模様を染める藍染体験です。まずは輪ゴムを巻きつける絞りの作業から。
なかなか輪ゴムを巻くのがむずかしく苦戦する場面もありましたが、もういっかい一緒にやってみる?ときくと、おおきく頷いて何度でもチャレンジする子どもたち。さいごにはみんな、思い思いの箇所に自分で輪ゴムをつけることができました。よくがんばりました!
どんな模様になるのかわくわくです。
いよいよ染めに!
生地の準備ができたらいよいよ藍で染める行程です。
一人ひとり自分の染める生地を手に持って、藍の染液にせーので浸します。
そのままみんなで30秒数えたあと、ゆっくり生地を引き上げました。
引き上げた直後は緑色に見えていた生地が、空気に触れることでだんだん青色に変わっていきます。
その色の変化を不思議そうに見つめる子、藍の独特の匂いに、くさーい!と言いながら笑顔の子、それぞれの反応が嬉しいです。
染めのあとは流水で丁寧に洗い流しながら、最初に付けた輪ゴムを取っていきます。
水で洗い流すとさわやかな青色に染まった生地が見えてきて、いい青になってきた!とうれしそうな声もきこえました。
じぶんでつくった、じぶんだけの模様
洗った手ぬぐいを広げてみると、輪ゴムで巻いた部分が白く残り、まるい輪っかの模様ができあがりました。
丸をきれいに並べてみたり、おおきな五重丸にしてみたり、みんなそれぞれにちがう自分だけの藍染手ぬぐいができました!
染まった手ぬぐいを得意げに見せてくれた男の子、魔法みたいだった!と女の子。自分の模様にみんな満足顔です。
たのしい藍染体験になりました
年長さんとの藍染体験にわたしたちもドキドキしながらスタートしましたが、先生方のサポートのおかげもあり、たくさんの笑顔を見ることができました。またやりたいと言ってくれる子もいて、楽しめてもらえたことにひと安心。染物を通してたのしい時間を共有することができ、わたしたちにとっても大変貴重な機会となりました。
この日のことが、子どもたちの記憶の中にたのしい思い出として残ってくれていたらうれしいです。
一生懸命に、そして笑顔でたのしんでくれた子どもたち。そしてこの日のために準備・サポートをしてくださった先生方。
素敵な時間を本当にありがとうございました。