2016年平泉水掛神輿|参加レポート
2016年7月23日
2016年7月17日(日曜日)に世界遺産平泉で行われた平泉水掛け神輿渡御に参加させて頂きました。
平泉水掛け神輿は今年で21回目を迎え、平泉が世界遺産に認定されて5周年の記念すべき渡御となりました。
平泉水掛け神輿の始まり
1995年(平成7年)9月に平泉開府(かいふ)900年を記念して、『蘇れ黄金、平泉祭』が行われました。
その中のメイン行事として、富岡八幡宮から水掛け神輿を招いて神輿渡御を行ったのが、平泉水掛神輿の始まりです。
富岡八幡宮と平泉の繋がり
1995年(平成七年)に岩手県•平泉(義経の地)と神奈川県鎌倉市(頼朝の地)が、鎌倉時代から続く確執を乗り越え交流事業を実施しました。
この時、鎌倉市にある頼朝ゆかりの神社『鶴岡八幡宮』からの御紹介により江戸三大祭りにも数えられる『富岡八幡宮』の水掛け神輿をお招きする事となりました。
松尾芭蕉、奥の細道の旅の出発点が富岡八幡宮のある東京都 江東区 深川と言われており、旅の出発から44日目の5月12日に平泉を訪れ、藤原三代の栄華の儚さと義経の最後を偲び、有名な句『夏草や、兵どもが、夢の跡』を詠みました。
富岡八幡宮のある深川は平泉文化と繋がりのある地なのです。
2016年 平泉水掛け神輿の様子
今年も多くの勇壮な担ぎ手により、無事に神輿渡御が執り行われました。
生憎の雨模様でしたが、それを吹き飛ばすような威勢のいい『ワッショイ!ワッショイ!』の掛け声が町中に響き渡りました。
平泉水掛け神輿は観自在王院跡、毛越寺、中尊寺などの世界遺産を担ぐ事が出来る日本でも数少ないお祭りです。
沿道からは「これでもか!」というくらいの清め水がザブザブ掛けられ、担ぎ手もお客さんも楽しめる総参加のお祭りです。
中尊寺では藤原三代が安置されている国宝第一号に認定された金色堂を目指します。
『月見坂』という金色堂へ続く急な上り坂を威勢良く上る姿は圧巻です。
沿道の観客も、清め水をザバザバ掛けながら激を飛ばします。
毎年7月中旬から下旬に水掛け神輿が開催されます。
そのタイミングに合わせ、観光に来るも良し、清め水を掛けるも良し、もちろん担ぎ手として祭りに参加するのも良しです!
是非岩手の夏を堪能しに来て下さい!
平泉水掛け神輿のお問い合わせ
(一社)平泉観光協会
TEL:0191-46-2110
FAX:0191-46-2117