お客様に届くまでのバトンリレー
2017年9月1日
京屋染物店は自社で一貫した生産ラインで、
オリジナルの商品を作っています。
デザイン、染め、縫製と来て、最後の作業が「仕上げ」になります。
どんなに良い商品を作っていても、
お客様に届く前の最後の工程である仕上げが疎かになると
商品の良さが半減してしまいます。
京屋染物店では、最後の仕上げの部分にもこだわりがあります。
たたみ方へのこだわり(手拭い)
手拭いのたたみ方にもこだわりがあります。
お客様のこだわり溢れるデザインが
届いた瞬間に一目で現れるように
たたみ方も工夫しています。
まずはデザインのポイントとなる部分を決め、
その部分がたたみ終えた時に、一目で分かるようなたたみ方を考えます。
オリジナルの柄は1つとして同じたたみ方はありません。
こうして畳んでいく作業の中で、
糸のほつれ、糸くず、シミ、汚れなどがないか
1枚1枚チェックしていきます。
アンカーは配達屋さん
何十、何百もの手ぬぐいを1枚1枚丁寧にたたんで仕上げたものに
熨斗(のし)を入れて包装し、お客様のもとへ送られていきます。
仕上げが最後と書きましたが、
実際にはその後に配達がございます。
配達は配達業者さんにお願いしておりますが、
段ボールにはこのようなステッカーを貼り、
最後の最後まで全員リレーで商品をお客さまのところに
お届けできるように心掛けております。
文:櫻井 陽
一関地域を盛り上げる活動をしています。
京屋染物店に潜入取材し、『京屋染物店のありのまま』を皆さんにお伝えしていきます。