一関夏祭り・錦町フェスが今年も盛大に開催されました。

2018年8月10日

2018年8月3日(金)、4日(土)、5日(日)の3日間一関夏祭りが今年も盛大に行われました。
最終日は雨になりましたが、渇水続きの岩手県一関市においては恵みの雨となりました。
4日土曜日には、京屋染物店の表通りの錦町で、三回目となる『錦町フェス』が今年も盛り上がりを魅せました。
錦町フェスは錦町青年会が主体となり、人口減少や祭離れが進むこれからの時代の祭のあり方、祭の意義を自分たちの手で探り、作り上げているお祭りです。
錦町フェスを通して、一関の祭全体がもっと盛り上がって行く事、祭に関わる人がもっと増えて行く事、この地域に関わりこの地域を愛してくれる人の輪がもっともっと広がる事。
そして何よりこの祭で沢山の笑顔に出会うために、錦町フェスを開催しています。

 

【今年も祭に華を添えて頂いた『仙台 六軒丁睦』】

六軒丁睦さんは我々の想いに共感して頂き、錦町フェス立ち上げから毎年この祭を一緒に作り盛り上げて来ました。

観客を感動させる圧巻の演技は観る人の心を掴んで離しません。

六軒丁睦のすずめ踊りはすっかり錦町フェスの顔となり、一関にもすずめ踊りのファンが急増中!

今年から一関でも『一関すずめ踊り』が立ち上がり今後益々の盛り上がりを魅せています。

一関夏祭り 錦町フェス 祭り 吉田類 倉本康子 浦風親方 小石原はるか 酒場放浪記 おんな酒場放浪記

すずめ踊りワークショップも開催。
見るだけなんか勿体無い!

大人も子供も混ざって一緒にすずめ踊りを楽しみました。

京屋前での演舞の様子です。
圧巻の迫力ある演技をご覧下さい☆

【吉田類さん、倉本康子さん、浦風親方、小石原はるかさんによるトークライブ&一斉乾杯】

酒場放浪記でお馴染みの吉田類さん、おんな酒場放浪記でお馴染みの倉本康子さん、元大相撲力士で、現在音楽業界やグルメ評論家としても活躍されている浦風親方、偏愛系フードライターの小石原はるかさんをお招きして、トークライブを開催致しました。
吉田類さん、浦風親方、小石原はるかさんは昨年に続き二回目の御参加で、倉本康子さんは今年が初めての参加です。
この祭の為にわざわざスケジュールを調整して来て下さいました。
酒好きにはたまらない豪華ゲストが一堂に会する機会もなかなか無く、沢山の『のんべえ』の皆さんが御参加下さり楽しんで頂きました。

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錦町フェス限定手拭いを京屋染物店で製作させていただきました。
4名のお名前が入ったここにしかない手拭いです。

錦町フェス 倉本康子 手拭い 吉田類

来場者様のプレゼント企画として、手拭いで製作したアロハシャツを協賛させて頂きました。
来年はどんなものがあるのか!
是非楽しみにご来場下さいね。

錦町フェス 倉本康子 手拭い 吉田類 アロハシャツ

京屋染物店前での一斉乾杯の様子。

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松栄堂での一斉乾杯の様子。
本当に沢山の方にお越し頂き楽しんでいただきました。

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4名のゲストの皆様は本当にお酒が強いっ!!
祭開始から夜遅くの終了まで飲み続け、しゃべり続け、祭を大いに盛り上げて頂きました!

 

【沿岸より駆けつけて頂いた『大槌  向川原虎舞』

岩手県沿岸の東日本大震災の被災地『大槌町』より駆けつけてくれました向川原虎舞(むかいがわらとらまい)さん
震災の爪痕も色濃く残り、まだまだ復興までの道程は遠い中、この祭の為にわざわざ遠方よりお越し下さいました。
向川原虎舞さんと京屋染物店との出会いは、震災直後。
『地元の祭を復活させたい』『この地域を虎舞で繋ぎ、元気を取り戻したい』という大槌町の若者達の熱い想いがそこにはありました。
しかし半纏や幟、祭道具は津波に飲まれボロボロな状態。
そんな時にボランティア活動で沿岸に行っていた弊社社長と、向川原虎舞会長との出会いから染屋で出来る支援活動として半纏(はんてん)や幟や山車用の幕等の復活のお手伝いをさせて頂いたことが向川原虎舞さんとの出会いです。
我々の地域も長い目で見た時に『この祭が本当に続けて行けるのだろうか?』と危機感を抱き、地元の若手で手探りで錦町フェスを立ち上げました。
我々の想いとしてあった事もまた『地元の祭を活気ある祭りに復活させたい』『この地域を祭で繋ぎ元気を取り戻したい』という強い想いでした。
錦町フェス第1回目。どんな祭になるか皆分からない中、今度は我々の地元の一関の為にと力を貸して頂くれたのが向川原虎舞さんです。
人のご縁は本当にありがたい。
演技を見ていると、虎の威厳、迫力もさることながら、目頭が熱くなり泣けてきます。
今回で2回目の御参加です。
向川原虎舞の迫力の演技を来年も是非見に来て下さいね。



2018年の大槌まつりは9月21日(金)から23日(日)の3日間開催されます。
大槌まつりで向川原虎舞の演舞を見る事が出来ますので、是非足を運んでみて下さい。

 

【一関消防団纏組・階子組】

昨年に続き2回目の御参加の一関消防団纏組・階子組さん
スリル満点の演技で観客を魅了しました。
階子組さんは、自分たちで階子を作り仕事終わり等に日夜練習を積み重ねています。
弛まぬ努力が、迫力ある演技を生み出します。
今回は実際に階子乗りの演技の魅力と楽しさ、難しさ等を体感出来るミニ階子を使ったワークショップと纏振りのワークショップを開催。
子供から大人まで多くの方が参加頂き、階子乗りと纏振りの魅力を感じて頂きました。


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【地域文化を若手とつなぐ『本寺地区鶏舞』】

昨年本寺中学校の閉校により本寺中学校鶏舞は無くなりましたが、本寺地区の鶏舞を存続させたいと本寺中学校の卒業生や有志の方々で結成されたのが本寺地区鶏舞さんです。
本寺地区の伝統を引き継ぐ若手の力強い舞は心を揺さぶります。
地域の若手が鶏舞で繋がり、世代を超えて交流を深めて行く。
本来の祭のあるべき姿が本寺地区鶏舞にあります。

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【行山流 舞川鹿子躍(まいかわししおどり)】

京屋染物店で衣装を製作させて頂いている舞川鹿子躍さん。
多数の海外公演もしている舞川鹿子躍さんが、今回初めて錦町フェスへ参加頂きました。
岩手県は1000以上の芸能がある全国でも珍しい地域です。
特に岩手県の暮らしに根ざしている伝統芸能がこの鹿踊りです。
鹿踊りは鹿を狩り肉を食べ、皮を着ていた時代に鹿への供養と感謝の舞として始まったとされています。
また人が亡くなった時には、墓前で鹿踊りを舞い、鹿が人間を弔います。
人間も土に帰り、草木が育ち鹿が草を食べ大きく育つ。
現代の生活で忘れかけている、人間もまた自然の一部だということを舞川鹿子躍の舞は教えてくれます。

 

【多くの方が祭りを盛り上げてくれました。】

この他に、餅まき神輿子供達向けのキッズイベント音楽イベントダンスフェスティバル、ミュージシャン『菅原信介』さんのライブ、道芸人RYUさんのパフォーマンスなど、多くのイベント、多くの方がこの祭りに関わり盛り上げてくれました。

一関夏祭り 錦町フェス 餅 餅まき神輿 浦風

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【神輿と共に想いを繋ぐ】

最後はメインとなる磐井川水天宮神輿渡御が行われます。
この地域が笑顔に溢れ、幸せな暮らしが続くように願いを込めて、水天宮の神様を乗せた神輿をみんなで力を合わせて担ぎ、街を練り歩きます。
この神輿には神様だけではなく、先人たちのこの地域への想いも乗っています。
この神輿をシンボルに、その想いを次の世代、また次の世代へと最高の形で神輿と共に受け渡せて行くことが我々の願いです。

一関夏祭り 錦町フェス 半纏 はっぴ 祭り 神輿

一関夏祭り 錦町フェス 半纏 はっぴ 祭り 神輿

一関夏祭り 錦町フェス 半纏 はっぴ 祭り 神輿

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一関夏祭り 錦町フェス 半纏 はっぴ 祭り 神輿

一関夏祭り 錦町フェス 半纏 はっぴ 祭り 神輿

 


【この地域に関わる最高の仲間たちと共に】

一関夏祭り 錦町フェス 半纏 はっぴ 祭り 神輿

今年も沢山の方々の御協力のもと錦町フェスを開催する事ができました!

今年もこうして盛大に祭を行えたのは、この祭を支える地元の方々、県内外からわざわざ足を運んで下さる多くの方々、この祭に合わせ日程調整から段取りを組んで下さる演者の皆様、都合が付かず来れなかった仲間の応援、本当に多くの方々の想いを持った方々のお陰です。

本当に感謝しています。

沢山の方と素晴らしい時間を共に出来ました。

錦町青年会はこの祭りのために何ヶ月も前から毎日準備を重ねてきました。

自分たちの祭りを自分たちの手で作っています。

そこに多くの方の共感を頂き、毎年毎年関わっていただける仲間が増えてきています。

我々は『ふるさと』を作りたいんじゃないかなって思っています。

『この通りに生まれたから』とか、『この地域に住んでいるから』とかじゃなく、この地域に関わってこの土地や人や風景を愛してくれる人たちが一年に一回でも笑顔で帰ってこれる場所。

何番目でもいいから、多くの人がまた帰ってきたいと思い集える『ふるさと』を作りたいと思っています。

また来年も『ただいま!』『おかえり!』って笑顔で言える場所を今までも、これからもずっと守っていきたいと思っています。

この地域に関わる人たちが、もっともっと笑顔溢れる人生になることを願っています。

また来年もお会いしましょう!!

それまでどうぞお元気で!!

縁日(エンニチ)ネットショップ LOCAL WEAR IWATE