針供養の日
2019年2月8日
2月8日は針供養の日。
毎年、京屋染物店では1年間お世話になった針に感謝を込めて、針供養を行っています。
針供養とは
針供養とは、折れ、曲がり、錆びなどによって、使えなくなった縫い針を供養する行事です。人の生活の基本「衣食住」の「衣」をこしらえるのに欠かせない針を供養するためのもので、毎年12月8日の事納め、2月8日の事始めのどちらか一方の日に開催されるようです。その起源は不明ですが、9世紀頃に中国から伝わったされています。
針供養のやり方
針供養は、折れ、曲がり、錆びなどによって、使えなくなった縫い針を、豆腐に刺し、それを土に返すという方法で行われます。
これまで使った針。
なぜ豆腐に刺すのかというと、これまで硬いものを刺してきた針に最後は柔らかいものを刺してあげようという思いから、そのようになったと言われています。
社員1人1人が一本一本感謝を込めて刺していきます。
最後はお祈りをし、土に還してあげます。
「針供養」はなかなか聞き慣れなくなった行事ですが、「ものを大切にする」という当たり前のことを再確認する大切な行事だと思います。
これからも大切な針を大事に使っていきたいと、そう思う一日でした。