161京屋の色のおはなし【浅葱色】
2018年9月7日
「浅葱色」「茜色」「褐色」「小豆色」、日本には色々な「色」が溢れています。
それは日本人が古くから、四季の移ろいを空や植物、食べ物から感じ取り、自然と共に生きてきたことに由来します。
今ではあまり使われることがなくなってしまった色の呼び名。
その呼び名には色々な由来があります。
このブログでは、その色の由来についてご紹介していきます。
浅葱色(あさぎいろ)
浅葱色は藍で染めた時の「薄い藍色」のことで、薄い葱(ねぎ)の色にも似ていることから「浅葱色」と呼ばれます。
平安時代頃から呼ばれていたと言われ、江戸時代には下級武士の間で広まっていたそうです。
幕末の新撰組の羽織りが「浅葱色」だったことから、今でも人気がある色の1つです。